お知らせ

天災は忘れた頃に… ー防災訓練ー

[お知らせ] 2017/09/01

始業式があった9月1日の午後、防災訓練を行いました。
今回の避難訓練は、緊急地震速報が校内一斉放送で伝えられた後、震度5強の地震が発生したという想定です。
避難は、避難経路にある自動防火扉を閉じた状態で行いました。全員が一言も声を発せず緊張感を持って行動し、終了後の講評では、校長が随筆家、寺田寅彦の「天災は忘れた頃にやって来る」という言葉を紹介し、「心の備え」の大切さについて話をしました。
 

〈校長講評〉

「天災は、忘れた頃にやってくる」という言葉がある。(勿論、天災の「災」は。「災難」の「災」で、「わざわい」という「災」だが。)
この言葉は、今から百年近くも前、明治時代のある寺田寅彦という学者が、関東地方を襲って14万人の命を奪ったという関東大震災を体験し、そこで発した言葉だということだ。今日、9月1日の「防災の日」は、この関東大震災が発生した日で、国民が「防災」に係る安全点検をする日ということになっている。
実は、ここに、この寺田寅彦と一緒に「関東大震災」に遭遇し、倒壊した家屋の下敷きになっていたところを助け出され、九死に一生を得た人がいる。皆さんの隣に立つ、本校の創設者である荻原 閑先生だ。
現愛知県田原市に生まれた荻原先生は、会計士を目指して東京の専門学校で勉強していた。その先生が26歳の時、関東大震災に遭った。九死に一生を得たことで、自分の人生観に大きく変わったと、生前、よくおっしゃっていたという。
私は、こんな話を先生が創られた学校で学ぶ皆さんに、こうして先生の前で話しているが、先生は、今どんな気持ちで皆さんを見ていらっしゃるのか、尋ねてみたい気持でいる。
さて、「災害」への備えは三つ。一点目は「物」への備え。援物資が届くまでの準備が必要だ。二点目は「行動」への備え。災害があった時に、どう対処するか。通学途上、また家族や職場での安否確認など、取るべき行動の適否についてだ。三点目は「心」の備え。地球は絶えず活動している。今この瞬間に、地震が起きてもおかしくない。心の準備があって、いざという時、「危険」を「危機」にしない力が働くということだ。
「物」、「行動」、「心」という三つの備えの中で、今日のこの訓練を切っ掛けに、災害へ向けた点検をしておこう。これからの登下校、閑先生の前を通る度にこの話を思い出してほしい。そして閑先生に思いを馳せ、日頃の「商業」の勉強に加えて、「災害」へ備える意識を喚起してほしい。
 

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