お知らせ

実りのこの一年。離任式・終業式

[お知らせ] 2019/03/20

初夏を思わせるような陽気となった3月20日(水)、3学期の終業式を行いました。

式に先立って表彰式を行い、国家資格の「ITパスポート試験」に合格した2年生の松野晃司さん、「毎日パソコン入力コンクール(冬季大会)」で入賞した同松本彩花さん、鴨藤弥帆さん、鈴木聖那さん、藤井希実さんの表彰がありました。

また、前身校から続いて43年もの永い間勤務された山田清仁教頭先生の離任式を行いました。

荻原理事長が、「本校の校訓である、誠実、忍耐、研鑽をご自身の身をもって体現された先生で、啓陽生の皆さんにとっては、社会人としての働き方、生き方の手本になってくださった先生でした。ご退職はとても残念ですが、これからも皆さんを見守って貰えるものと思っています。本学園にとって大切な先生のご退任です。」と、慰労の言葉を述べました。

山田教頭先生からは、「自分が良いと思うことは、何でも行動に移し、一丸となって良い学校にしていこうとする、そうした本校ならではの学校文化を大切にしていってほしい。」と挨拶がありました。

生徒を代表して、生徒会長の儘下莉玖さんが、「山田教頭先生から学んだことを、これからの自分にも生かしいきたいと思います。先生、永い間、ありがとうございました。」と、感謝の言葉を述べました。

〈終業式/校長の言葉から〉
まさに百花繚乱の好季節。この1年、啓陽生の「一致団結のパワー」を知らされる場面が幾つもあった。若い人の表現を借りれば、「素直に」素晴らしかった。上級生がよい手本になってくれた。卒業式に出た1年生が書いた文章を紹介しよう。〈略〉
もう一つ、タイムリーな話をする。あと少しで、「平成」から「新しい時代」になる。昭和生まれの私は、少し寂しい感じがする。
私には、「昭和」に関する二つの記憶がある。一つは、「戦争」に関するものだ。高校時代、国語の授業で大岡昇平の『俘虜記』とか『野火』という作品を扱った。教えてくれた先生は、旧日本軍兵士で、復員して、先生になった人だった。
もう一つは、ゼンマイ仕掛けのオモチャの記憶だ。私の身体の中にゼンマイがあって、それで動いているなどということは、絶対にないが、見方を変えてみると、人の身体の中には、そのゼンマイ仕掛けが、生まれつき仕組まれているように思える。その力で考えたり、判断したり、行動したりしているように思えることがある。経験とか体験とかと言って、それを生きる力の源にしてやっているように思ったりする。
世の中には、成功、失敗、挫折、後悔、回り道、悲しみ、喜び、涙、笑いなど、何から何まで、色々ある。辛いことや悲しいことの方が、ずっと多い。岡本真夜のトゥモローという歌の歌詞に、「涙の数だけ強くなれるよ。アスファルトに咲く花のように、見るものすべてに怯えないで明日は来るよ。君のために…」という歌がある。涙の数だけ心や身体のゼンマイが巻かれ、それが強く生きるエネルギーになってやっていけるということだ。
この一年、啓陽生一人ひとりのゼンマイのネジは、どんな強さで、どれだけ巻かれてきたか。検定、部活動、授業や生活の態度など、前向きに取り組んだ結果、そこで得た経験で自分の力でネジを巻けたときもあれば、何らかの注意を受けながら、友達や先生、家族など、大人の助けを借りながら、ネジを巻かされた人もいたことだろう。どんな場合でも、ネジを巻く速さや強さは違っても、また、きっかけは良いことでも悪いことでも、身体の中に仕組まれたゼンマイを巻いたことに他ならない。そこで蓄えられた力は、「その巻いた分だけ強くなっている」はずだ。
卒業した3年生は、「平成」の卒業証書を貰って旅立ち、これからは新しい年号の学生証や社員証を付けて、新生活がスタートする。皆も、新しい身分証明書を持って新学年をスタートすることになる。今まで蓄えたゼンマイのエネルギーが、一つ上の学年の新生活の中で生かされ、そしてまた、ゼンマイのバネが一層弾力を増してもっともっと強力になれる、そんな学校生活がやって来るよう期待している。

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