お知らせ

今こそ「平和」を伝えられる教員に ー教職員研修ー

[お知らせ] 2019/08/31

8月31日(土)、北区東三方にお住いの松浦千枝雄様を講師に、夏季教員研修を行いました。目的は、「浜松啓陽高校教職員としての所属意識を高めるとともに、教育経営における自己の役割を踏まえ、高校教職員としての資質向上を図る。」です。

この研修は、昨年は、浜松学院大学名誉教授の大石健二先生、一昨年は、県私学協会常務理事の松村龍夫様を講師に行ってきました。

講師の松浦様は、旧海軍飛行予科練習生出身で、今年91歳です。終戦後、三方原開拓地に入植され、昭和40年代には、乳用優良牛の飼育振興に尽力され、毎日全国農業コンクール名誉賞受賞他、昭和51年には日本農業賞受賞、元日本農林漁業振興協議会副会長などの要職に就かれ、酪農関係における顕著なご功労の他、現在も静岡県名誉農業経営士としてご活躍されています。

今回の演題は、「あの日、あの路を辿り伝えたいこと〜『七ツ釦と牛飼いの物語り』から〜」です。講話は、松浦様のご著書『七ツ釦と牛飼いの物語り』から、次のような内容でお話しいただきました。

1 「少年時代」から
(1)世相(戦時体制下の幼少期)
(2)時代の中(軍国)の母と伸五郎(千枝雄兄)の母
・戦争の足音(軍用列車)と子ども心・真珠湾攻撃の朝
・兄の出征と弟千枝雄の予科練合格
2 「予科練時代」から
(1)軍国少年の喜びと母
(2)予科練の生活
・生死の限界を超える制裁・特攻機と無念・空襲
3 終戦
(1)詔勅と一般人の様子
(2)特別陸戦隊の編成から一時帰省
(3)終戦と世相
(4)兄の戦死と父母の嘆き
4 「開拓・酪農時代」から
(1)三方原との縁・開拓の苦労話
5「時代の教育」から
(1)相手の身になって
(2)研修生・少年期の教育

〈職員の感想から〉
元号が令和になり、戦争は遠い過去のことのようになりつつある感じがしています。大正13年、下池に会計事務員養成所を開いた時代から戦前、戦中、戦後と、本校も「時代」の流れの中で今日を迎えています。そうした中、平和の尊さを生徒に教えるのは教員からということもあって、松浦様にはご自身の過酷な体験談を交えながら、心に残る話をしていただきました。書物などでは知りえないリアルな戦争体験は、想像以上に悲惨で、胸が苦しくなりました。「相手方にも親はいる。人と人との絆を断ち切る戦争は絶対にしてはいけない。」という松浦様の言葉を忘れず、これからの平和学習に活かしていきたいと思いました。大変有意義な研修でした。

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