お知らせ

それぞれの学年、収穫の学期に -2学期始業式-

[お知らせ] 2019/09/02

9月2日(月)、2学期の始業式を行いました。
就職試験に向けて履歴書作成や面接練習に取り組んだり、大学などのオープンスクールに参加した3年生。山の村コミュニケーション合宿に参加した生徒。大会に備えて部活漬けだった生徒など、それぞれ充実の40日間を過ごせたようです。

〈校長式辞から〉
この夏休み、啓陽生それぞれが「充実感」や「手応え」など、「得たもの」も少なくなかったものと思う。どんな体験でも、得たことがすぐ役立つも場合もあれば、少し時間が経ってから、ジワジワっと後から利いてくるものもある。また、何年も経ってから、「あれは、そういうことだったのか。」と、そこで初めて気付いたりするようなものもある。
また、この夏は、スポーツの話題がたくさんあった。ここ数日は、世界柔道だ。試合後、涙を流しながらインタビューに応じる場面があり、胸が熱くなった。私は、そんな場面で選手が述べる言葉に関心を持ってきた。ずっと以前、オリンピック、2大会連続でメダルを取った女子マラソンの有森さんが、「自分を褒めてやりたい」と(いう趣旨のことを)言った。「よい言葉だ」と思った。その年の流行語大賞にもなった。
今まで惹かれた言葉の中に、あるCMの言葉がある。「皆、金メダルを欲しがるけれど、銀は金よりも良いと書くんだね。」という言葉だ。それを聞いて、「上手いことを言うなぁ」と思った。その道の頂点近くに来れるまでの努力、その一歩手前で敗れた悔しさ、挫折感、這い上がるのに必要なエネルギー、新たな課題など、そうしたものが一杯詰まった銀メダルには、金メダル以上に価値があるというのだろう。銅メダルは、「金」と「同じ」ということだ。
その金や銀と皆さんのような「子ども」を比べた人がいる。奈良時代の万葉歌人、山上憶良だ。「令和」が出てくる『万葉集』に、その憶良が詠んだ歌がある。「白金も黄金も玉もなにせむに勝れる宝子にしかめやも」だ。「銀や金や宝石は、子どもに比べてどれほどの価値があろう。全く子どもに及ばない。子どもこそは、一番の宝だ」という意味だ。
後世の人は、憶良を「人間憶良」と評してきた。その憶良ではないが、啓陽生を前にしていると、私も、啓陽生に向けて「白金も黄金も玉も何せむに」という気持ちになってくる。啓陽生の真面目で、誠実で、素直なところなどに加え、これから成長できる時間、可能性、豊かな感性、疲れ知らずの身体、沸き立ってくるエネルギー、柔軟な思考力、瞬発力、持久力…。皆が持てるその宝は、数え上げればきりがない。
啓陽生の誰にもそうしたものが備わっているだけに、私たちはそこに期待を掛け、一人ひとりの成長を求めていきたい。1学期までに個人、クラス、また学年ができていたことの上にこの夏の経験を活かし、この1年の中核となる充実した2学期にしよう。

始業式後、第33回全国パソコン技能競技大会(情報処理)で佳良賞の3年の倉橋美歩さん、同(日本語スピード)で佳良賞の3年藤井希実さん、第55回西部高等学校ワープロ競技会(ワープロ)で第6位入賞の2年伊藤悠貴さん、2年市川涼太さん、2年松澤奈央さんの表彰を行いました。
また、続いて、第69回静岡県商業科実務競技会に出場する選手を壮行しました。

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